不完全が美しい

美しいとか綺麗だなとは思うものの

ただそれだけで通り過ぎてしまうものたちと

なんだかざらざらと心に引っ掛かったり

ぐっと気持ちを持っていかれたりするものの違いを考えてみる。


気になるのはいつだって不完全なものたち。

絶妙なアンバランスに魅かれたり

手の跡が残るものが好きだったり

作り手の背景を想像してみたり

垣間見える人間味に親近感を覚えたり。


モノトーンだって好きだし

ミニマルなデザインも美しい。

でも、もっとその奥をみせてよって

そう、思うのです。

裏側も知りたいのです。


なんて自分なりに分析してみる。

お店でセレクトしているものたちは

きっとこの不完全さに魅かれて選んだものばかり。

全部均一じゃなくてもいいし、

気分でいつものパターンを崩しちゃうとか

そんなレア感が嬉しかったり。

いわゆる『ゆるさ』とはまた違う、

強烈に心魅かれる個性があるのです。


フィルム写真が好きなのもきっと同じ理由。

コントロール不能なことろで時に最高傑作

時に写ってさえもいなかったり。

そのふり幅の大きいこと。

そんな一癖ある好きなものたちに囲まれて暮らしています。


そういえば周りの友人たち

Moon Cabinetに足繁く通ってくれる皆さんも一癖も二癖もある…。

愛すべき人たちです。

完璧なんてあり得ないし、格好つけてもバレちゃうし。

人間臭いところ、結構好きなのです。


そんな癖強めな皆さんにもっと面白がってもらえる『場』を創りたい。
むくむくとまた妄想しています。



Moon Cabinet 
ギフト&雑貨 /京都
Open 木・金・土・日 
11:00-19:00 不定休あり
京都市下京区俊成町445-1 
オークリッチ烏丸1F
Mail: shop@mooncabinet.com 
Tel/Fax: 075 344 9267

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